2012年5月7日月曜日

小学校の図書室の本の配架について おしえてください。 できれば、司書資格を持ち...

小学校の図書室の本の配架について おしえてください。

できれば、司書資格を持ち、配架に詳しい方お願いします。

赴任した学校の図書室の 本の配架方法で 気になる点があります。



①忍たま乱太郎 や かいけつゾロリ のシリーズが、作者とは別のところにシリーズとしておいてある。

②斎藤孝さんの ガツンと一発 というシリーズ(12巻までで分類番号はバラバラです)が 1類のところにまとめておいてある

③科学読み物(ドキドキしぜん)などのシリーズが4類 の棚にある

④怖い本のシリーズ(怪談レストラン:松谷みよ子さん)探偵シリーズものが、別棚にまとめておいてある

⑤えほん棚で 福音館のシリーズ(名作選)が 一番最後にまとめてある。



などなど・・・・

これでよいのでしょうか??



もう、子どもたちはこれで慣れてしまっていますし、並びかえとなると、結構な労力と 閉館にしなければならないという、問題点があるので、悩みどころです。



もし、並び替えとなったら、どういう点に注意しながらならべたらいいですか??







要するに、シリーズを強調した排架なのでしょう。

場所が小学校の図書館ですから子ども達が使いにくくなければ、②以外はそのままでも良いと思います。



①④:NDC上は混ぜても問題はありませんが、後はそこの学校での使われ方次第ですね。例えば、NDCと著者記号で排架の場合、147に排架される怪談本と「怪談レストラン」はバラバラになってしまいます。しかも「怪談レストラン」が更に著者事に細分化。恐い話や探偵ものは子ども達が好きな分野です。利用が多いなら、コーナーとして別置しても不思議はありません。その場合、きちんと別置されている旨が、9類の棚に表記されていて、別置コーナーの方にも別置のコーナーだということが分かるような表記は必要だと思います。



②:1類はちょっと。分類記号のところに分けて入れるか、0類にかためるかだと思います。「シリーズで全巻続けて読みたい!」というニーズが無いのなら、分類で良いかと。



③:科学として探されることが多いからだと思います。場所は小学校です。例えば、理科でトマトを育てるから調べてくるよう宿題が出て、大量にある物語絵本の中から『トマトのひみつ』を探すのはタイトルを知っている大人でも容易ではありません。ですから4類に行ったときに一緒に見つかるようにそちらにあるのだと思います。元々、NDCに「絵本」という分類は存在しません。対象年齢を考えて切り出しているに過ぎません。出版者が絵本だと言っても本文の単語やフォントからレイアウトまで考えたときに低学年の子では読めないものもたくさんあります。NDCを優先させるか形態を優先させるかは、そこのユーザの状況によって図書館の担当が判断するしかありません。(複数の分類が振られる本についても同様。)もちろん、絵本棚の隣に“科学絵本棚”を作っても良いのですが、中高学年の子達が心理的に手に取りにくくなる可能性はあります。後はスペースの問題でしょうかね。



⑤:こどものとも傑作集のことでしょうか。これも好みですね。確かに福音館書店の絵本は非常に評価が高いですが、福音館以外にも良い絵本はあります。こどものとも傑作集なら混ぜてしまっても良いと思いますよ。これがもし、偕成社の日本の童話名作選なら、いっそ9類に入れてしまうという方法もあります。

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