2012年5月2日水曜日

今は放送しているアニメの本数って昔より少なくないですか?前は30分、30分で...

今は放送しているアニメの本数って昔より少なくないですか?前は30分、30分で1時間放送していたのに、今はあまりないですよね、







かなり前置き長いですが…



アニメというのは昔、子供に商品(玩具など)を売るのがスポンサーの目的であったので、TV放送、或いは劇場作品以外でアニメ番組が作られる事はありませんでした。

しかし、子供に見てもらうため、スポンサーは高い放送権を払い、夕方や全日帯に番組を放映しました。



それから、”宇宙戦艦ヤマト”、”機動戦士ガンダム”等のSFアニメが現れ、大人も楽しめるアニメ作品が認知された頃から、一部の大人が、高額なビデオデッキでアニメ番組を録画し、研究し始めます。所謂”おたく”の誕生です。



その後、家庭用ビデオの普及と共に、TV放送でないOVA(オリジナルビデオアニメーション)が制作され始め、コア層の大人たちが高価な金額を費やし、多種多様な性格のアニメ作品を購入しました。



そんな中1990年代末に、TBSが、アニメ制作のデジタル化や、資金を集めやすくリスクの少ない制作委員会方式を採用する事で、アニメ作品を増やし、放送に深夜枠を利用することで、増え始めていた”おたく”を客のメインとした番組製作を行いました。



そこで2000年代からは、深夜アニメが多くなり、同時に子供のテレビ離れ、ゲーム人気の影響で、子供向けアニメ番組の視聴率は低迷、その割に放送権が高い、全日帯やゴールデン枠のアニメは徐々に数を減らしていきます。



また、最近では、OVA以外に、ケーブルテレビやWeb配信等のサービスのみで放映されることも多く、”アニメはTV放送”という事自体が変わりつつあります。また、アニメ制作本数が多くても、UHF局アニメでは、地方によって放映数の差があります。



現在は昔に比べ、アニメの放映本数は少なくなっている訳ではありません。深夜には2時間のアニメ枠がある事もあります。(特に都心部では多く放映)ですが、減っているように感じるのは、朝、夕方のアニメ枠が消えてしまったからです。(ただ、民間TV局が少ない地域ではアニメ本数は今の方が少ないかもしれません)



今、全国区で夕方に一時間のアニメ枠があるのは、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」といったレギュラー作品を除けば、TV朝日の「怪談レストラン」「スティッチ!」の1時間枠位だと思います。








かわりに深夜が増えた。よく夜中に見るよ。アナログマークが気になる。







確かにそうですね~。

0 件のコメント:

コメントを投稿